子どもの仕事、大人の仕事

子供には子供の仕事があります。
よく「子供の仕事は遊ぶこと」というような意味のことがいわれますね。

これにはひとつの真理が含まれています。
「遊ぶ」というのは、物事の道理を経験により体得することだからです。

大人になって質のいい仕事をするためには、
幼少時に質の良い遊びを経験しておく必要があります。

よく人間の能力には大きな違いが無いとも言われますが、
その能力を開花していくのも、ダメにしてしまうのも、
子供に対しての両親の接し方にも大きく影響されるのです。

もちろん大人になってからでも「遊び」はありますね。
ゴルフ、マージャン、パチンコ・・・・等々。

しかしそこには、純粋な遊び心以外にも「他人との協調性」とか「てらい」とか、
様々な要素があり、もはや100%純粋な遊びではなくなっており、
むしろ社交や駆け引きといった要素の割合の方が勝っていると思います。

そして仕事のできる人間は遊びもそこそこにこなす、
と言われているように、この「遊び感覚」は仕事の質を大きく左右します。

そのルーツである子供の頃の遊びは大切なものなのです。

しかし子供の「仕事」とはいうものの、それが即収入となるのではありません。
いわば自分への(親からみれば自分の子供の将来に対しての)投資ということでしょう。

しかし子供自身はそのようなことには無頓着です。
ただ単に「遊びたいから遊ぶ」に過ぎないわけでなのです。
このような子供の無垢性なるがゆえに、すべての知識をどんどん吸収していくのでしょう。

そこへいくと、大人の仕事の大きな特徴は「成果」を上げることですね。
そのためには、「理解」と「計画」を、きちっとおさえておかないと、いけません。

年齢を経た後での物事の知識を吸収するには、非常に困難を伴うというのは、
その脳をセットアップしていた幼少時期をどのように過ごしたかにもよります。

例えば、「記憶力」ひとつをとっても、同じ年齢の人でも個人差があるようですが、
幼少期に何らかのキーワードやある種の環境によって、
「記憶することは楽しい」というように、
プログラミングされてしまっているためだと思います。

俗に「三つ子の魂百まで」といわれるように、3歳までに見聞したことや、
経験したことは、その人の人生を大きく左右するようです。

三歳までは脳が非常に柔らかいのです。

「子供の仕事」とは言葉を換えれば、
自分の明るい将来をつかむために自分の脳に有利なプログラミングをする作業であり、
「大人の仕事」とは何かというと、それを開花させ応用していくこと、ともいえるでしょう。